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雨の予報の中、下界が悪くても上は晴れているかも…の前夜の岩佐さんの言葉が現実になったまさしく登山日和に。
寝不足気味な体に英気をくれたのは第一花園で目にした雲海に浮かぶ武利岳・武華山などのすばらしい景色。その景色と次から次と可憐な姿を披露してくれた花たちに自分が知る限りの賞賛の言葉がかけめぐったほど。
途中、2箇所でフンをみつけ、大きさから熊ではないと信じつつも、入山からずっと獣の臭いを感じていた人もいたので不安がよぎったがその思いも感動に消されていってしまった。
奥の平で朝食、8時20分に赤岳山頂に。後方ガスがかかってきていたがまもなく消え一安心、旭岳・トムラウシの山々を見渡し幸せな気分に包まれた。
小泉岳・白雲分岐から10時に白雲岳到着。ここから前方に広がる景色は大きなプレゼントか!言葉では言い表せないほどの感動が。
四国から来たという親子連れのおとうさんの感激振りが印象に残っている。
ここで早めの昼食をとり、苦手な大きな岩の道を下りてまもなく、近道と思しき道をなんのためらいもなく2本のストックでどんどん下りていった人に誘われるように我々もその道を下りて行ったが、北海岳から監視員がみていて、始末書をかかされるかも…という土田さんの言葉にドキドキしながら、花たちに詫びのことばを心の中で言いながら少し急いでその道を下りた。
12時に北海岳到着。監視員らしき人の姿がなくホッとしたが、うしろめたいことは体にも精神にもよくないわ!
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