■ 7/29(土) 浮島湿原散策、12時15分〜14時10分
インターネットで検索して以来、訪ねてみたい湿原だった。夏休みの土曜日だというの に我々のグループのほかに一家族だけだった。駐車場から湿原入り口までの1.6kmの遊歩道にはウッドチップが敷き詰められていて足に優しい。
大小数十個の池塘がとど松を背景に静かな佇まいを見せる。木道が完備されていて、 様々な湿原の花を見て歩くことができた。タチギボウシ、トキソウ、ヒツジグサ、ホソバノキソチドリ、モウセンゴケ等など。記念撮影後は右回りに復路をとり湿原をあとにした。また、ゆっくりと訪れてみたい素敵な湿原でした。
湿原の遊人達
■ 7/30(日)
朝6時には待合室は始発のロープウエーを待つ人であふれていた。リフトに乗り継いで 7合目登山口へ。いよいよ九十九折の急登が始まる。シマリスはいつも通りの愛嬌を振りまくが、高山植物は少ないような気がした。黒岳山頂で周辺の山座同定を楽しみ、これから辿る縦走路を目でなぞる。石室に向かう道端には色とりどりの花が咲き誇っていた。バイオトイレの使用具合も有料で体験した。
缶ビール350mlに400円の値がついていたが、歩荷(ボッカ)の苦労を考えると高いと はいえないだろう。赤石川を渡り、北海沢の雪渓を横切って北海岳に向かう尾根筋で、白花のイワブクロ一株を今年も見つけた。登山道沿いには、昭和33年6月24日に遭難死した人の慰霊碑があり手を合わせて冥福を祈る。
北海岳山頂からは、ウサギの残雪模様で有名な北鎮岳と凌雲岳、黒岳それぞれが独立した立派な山容を示していた。
いつものコースを逆に辿る今回の山行は、ロープウエーの関係で既に40分ほど遅れて出発し、16時までには銀泉台に下りる予定なので、休憩時間の確保に気を使う。
北海岳山頂
北海岳を下り始めるとすぐにキバナシオガマが目に飛び込んできた。なだらかな丘状 の北海平に真っ直ぐ伸びる1本の道は、とても風情があり見飽きることはない。丁度1時間で白雲岳分岐に着くと、昼食中の人達で賑わっていた。黒岳より銀泉台コースの方が人気があるようだ。昼食後、荷物をデポして空身で白雲岳山頂を往復する。
生憎の雲でトムラウシ山や旭岳方向の視界はなかったが残雪の縞模様が美しかった。 小泉岳を経て赤岳に着くと、銀泉台コースからの8人の仲間達が笑顔で迎えてくれた。全員で記念撮影して下山開始する。
我パーテイも15分遅れで出発するが、登山道には大きな岩石が転がりとても歩き辛い。 第3雪渓辺りから遅れた人達を吸収し、励ましあって進む。コマクサ平と奥の平では本州からのツアー客40人位づつ登ってくるのに出会う。もう午後3時だというのにである。
トラブルなしに下山してほしいと願うとともに、やりきれない気持ちにさせられた。第二雪 渓で、かずほ嬢の尻滑りタイムをとり、夏休みの自由研究と日記の作成に協力した。16時15分銀泉台到着。今年も全員無事下山できて安心しました。
赤岳山頂で記念撮影
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