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北日高の山々に遊ぶ!

 このたびは学外の友人に誘われ6人のパーティーで、トムラウシを目指す2泊3日の縦走にチャレンジする機会を得ました。
 銀仙台から上がり、トムラウシ短縮口に降りるコースでした。事前に今野平支郎さんから「縦走」のレクチャーを受け、秀岳会からはテントとコンロ、杖をお借りしました。

【1日目】
 札幌を5時に発ち、銀仙台 9時発。天気はうす曇、気温27度の中、ゆっくりと第一花園、第二花園を過ぎ、途中コマクサ平までの観光客と別れて、無事赤岳の頂上に立つことが出来ました。
 この日は連休が続くこともあって、頂上は多くの登山者で賑わっていました。ここから小泉岳を経て白雲避難小屋のテン場まで降り、テントと食事の準備に入る頃、予想されていた雨がついに待ちきれなくなって降りだし、急きょ3人分の寝ぐらを白雲避難小屋に確保しての夕食となりました。
(テント組みの一人はその夜、落雷の音と雨音に眠られぬ時間を過ごしたとのことでした)


【2日目】
 軽い食事の後、濡れたテントを背負っての早立ちで、次の宿泊地のヒサゴ沼に向かいました。天気は霧雨模様からうす曇に変わり、さらに適度な風に助けられて進み、途中、高根ヶ原の自然の美しさに感動しながら、なだらかな平ヶ岳を過ぎ忠別岳に向かいました。
 途中の溶岩台地にはコマクサの群落がどこまでも続き、目を楽しませてくれました。

 忠別岳から五色岳分岐まではハイマツのトンネルを何度も何度もくぐり、ようやく五色岳分岐に到着。五色岳分岐から化雲岳分岐にかけては、さらに、ハイマツのトンネルを緩く下り、周りが開けてきたところで、木道、お花畑となり沼が見えてきました。(この辺を神遊びの庭と呼ぶ)

 16時30分にヒサゴ沼に到着したが、既に避難小屋もテン場も満杯で途方にくれましたが、テン場の管理人さんと交渉して避難小屋の横の絶好地に張らしてもらう事が出来た事は幸運でありました。夜には雲もすっかりなくなり満天の星が輝き、2時にはご来光を仰ぐグループが出発しようとにぎやかでした。
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