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【3日目】
ヒサゴ沼から大きな雪渓を慎重に登り、ヒサゴのコルに出、その先には、自然が作った素晴らしい「日本庭園」が拡がりました。
ゆっくりとする間もなく、次のロックガーデンと呼ばれる岩のゴロゴロした所に取り掛かり、この一山を登りきると、北沼があり、トムラウシの山頂がすぐ目の前に現れました。
いよいよ最後の登りで、大きな岩を慎重にわたりながら頂上に達すると、一匹のシマリスが我々を出迎えてくれ、周りは360度の大展望が開けていました。
山頂は次から次と到着する登山者であふれ、登頂の余韻に浸るまもなく、一息入れてから下り、反対側の南沼側に降りました。
途中コマドリ沢は残雪が細長く続いており、歩くスキーの要領で一気に下るところまではよかったのですが、苦しみはこの後から始まり、新道への分岐からは泥ドロ道の急登を強いられ、その後は何処を歩いているのか、笹を切り開いた眺望のまったくない中を切り口に引っ掛けないよう足元だけを見ながらひたすら歩き、途中のカムイ天上が何処なのかも判らずに通過してしまいました。
最後の歩きだけにさすがに疲れましたが、18時全員無事短縮口に到着し、代行運転でまわしてもらった車に乗り込み、東大雪荘にて、温泉とビールを満喫しました。
(参考:代行運転は銀仙台からトムラウシ短縮口まで、2万5千円でした)
岩佐浩克、征子
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