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北日高の山々に遊ぶ!

 早朝はかなり強い雨だったが、6時ころから小降りになり、6時30分出発することにする。 ほとんど雨は止んだがガスで山は見えず、天気の回復は期待できない。とりあえずロープウエイを利用して姿見の池まで行って見る。

 すでに多くの人達が旭岳山頂に向かって出発している。 おにぎりの朝食を済ませて我々も後に続く。視界は全くないが、適当に風があり暑さに苦 しむことなく途中の8合目で小休憩して、9時05分に山頂に到着。30名位の人達で賑わっていた。ここで記念撮影と15分の休憩後、予定通り間宮岳に向かうべく裏旭野営場に向かって下る。


ひょうたん沼と旭岳

 すぐに雪渓が現れて登山道はなくなる。東北東に方向を決めてさらに下るが、雪渓は 所々凍っていてスリップしやすくかなりの緊張を強いられる。雪渓で冷やされたガスがたちこめて視界は5m程度。これが平地なら方向を見失うと簡単に遭難につながる状況だ。離れないように皆で固まって行動し、裏旭野営場にたどり着く。

 十数人の先行者達は、ここから引き返すことにしたらしい。聞くと、この先間宮岳に向かう 斜面にもかなりの雪渓が残り登山道の確認ができないため、ほとんどのパーテイは退却したとのこと。旭岳周辺にたちこめる濃いガスは悪魔の囁きを送ってくるが、無理は遭難のもと、晴れた日にまた花を見に来ればいい、我がパーテイも退却を決める。

 しばしの休憩後、雪渓を再び登り返えして山頂に戻る。山頂には2コースの3人娘?(5人 中)が何とビールで登頂祝いをしているではないか(ムムム、無言、、、、)。10時50分、13人全員揃って下山開始。途中、この悪天候にもかかわらず、十数名づつの中高年グループ×2、十勝岳に縦走する学生数名のグループなど次々と登ってくる。

 さすが北海道一の山、旭岳の人気は高い。姿見の池でまたおにぎりの昼食休憩。その後 は、周辺の高山植物をゆっくり鑑賞しながらロープウエイ山頂駅に向かい、15名全員揃って山麓駅に。その後は温泉に浸かって、生ビールで疲れた身体を労わりました。


白樺荘前にて

≪タイム≫ 6:30 ロープウエイ山麓駅 7:05〜20 姿見の池 
8:05〜15 八合目  9:05〜15 旭岳山頂 9:45〜10:05 裏旭野営場 
10:40〜50 旭岳山頂 12:05〜30 姿見の池 13:15 ロープウエイ山頂駅


追伸:
1) 今年の大雪のため、雪渓はかなりの厚さで広範囲に残り、後一月で解け切るとも思えずこのまま9月の降雪を迎えそうです。
2) 雪渓を歩く時には、簡易アイゼンの使用が安全確保に必要と思われました。
3) GPSの携帯は必須。夏山といえども甘く見てはいけないという教訓でした。

2005.7.31(日) 土田 猛

写真集
夏と冬を一度に体験した旭岳登山

 
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